マイクロスコープ診療には、長所もあれば短所もあります。
その特徴をよく理解した上で治療に臨まれることが良いと思います。
マイクロスコープを用いた診療は、決して良いことばかりではありません。
欠点(デメリット)についても知っておく必要があるでしょう。
マイクロスコープ診療のデメリット(欠点・短所)
- 治療時間が長くなりやすい
- 保険診療では使われることが少ない
- 歯科医師に特殊な技術が求められる
- 限られた歯科医院でしか行われていない
マイクロスコープを用いていると視野が狭くなりやすいため、
必要に応じてピンポイントで用いられることが一般的です。
治療中ずっと覗いていることもあれば、そうでないこともあります。
肉眼、拡大鏡(ルーペ)、顕微鏡(マイクロスコープ)それぞれに特性があります。
マイクロスコープの力が発揮できるシーンで用いるのが一般的です。
適材適所というか、適切な道具の使い分けをするのが一般的ということです。
ずっと顕微鏡を覗いて治療する場合、非常に治療時間が長くなります。
細かいところまで見えるので、雑な治療では終われなくなります。
(見えなければ「雑」だとは思わないわけですが、見えてしまうと・・・)
診察時間が15分~20分ほどしか確保できない保険診療の場合、
マイクロスコープを用いた診療は、手枷足枷になってしまう場合もあります。