ラバーダム防湿
歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)は根管治療(神経治療)で威力を発揮します。
しかし、マイクロスコープよりも重要なものは、ラバーダムです。
根管治療の際に重視するなら、マイクロスコープよりもラバーダム。
写真の下2枚に写っている紫色のものがラバーダムです。(隔壁も築造しています)
色はいろいろあって、半透明のものや薄緑のものなどもあります。
簡単にいうと歯にかける「ゴムのマスク」「ゴムのコート」です。
唾液の侵入などによって根管内が汚染されることを防ぎます。
また、逆に根管内に用いる強力な消毒剤が、口腔内に漏れるのを防ぎます。
治療器具を過って飲ませてしまう危険性も排除することが可能です。
安全に、キチンとした根管治療を進めようと思えば「必須アイテム」なのです。
また、顕微鏡を用いる際は、口腔内蒸気によってミラーが曇るのも防ぎます。
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